春 (3〜5月)
春季彼岸会法要
3月の春分の日前後
彼岸とは彼の岸、すなわち三途の川の向こう岸にあるさとりの世界を指しています。ご先祖様の極楽浄土への往生を祈り、自らも六波羅蜜の実践に努めて極楽往生を願います。滝寺では、本堂ならびに墓地にて法要を執り行い、滝寺や宝山寺福祉事業団有縁の物故者の追善供養を行います。
滝寺の桜
3月下旬〜4月上旬
3月下旬頃から、境内のソメイヨシノ、枝垂れ桜、奈良八重桜が花を咲かせます。
滝寺お花まつり
4月下旬
仏教でお釈迦様のお生まれになった日をお祝いするお祭りです(降誕会、潅仏会ともいわれます)。滝寺では、本堂にて僧侶による法要を行う中、お稚児行列が白象を曳いて練り歩き、本堂前に到着後、本堂前にお飾りした花御堂の誕生仏に甘茶をかけてお祝いします。また、社会福祉法人宝山寺福祉事業団の各施設・財団法人元興寺文化財研究所の方々や地域の団体の方々が模擬店を出店したり、宝山寺福祉事業団の職員による子どもたちのための「こどものひろば」が開催されます。滝寺の年間行事の中では最も大きくにぎやかなお祭りです。
夏 (6〜8月)
代々先師・物故者慰霊法要(お墓参り)
8月上旬
児童養護施設愛染寮の子どもたちと一緒に、宝山寺からもお坊様をお迎えして、歴代住職や有縁の物故者の供養を行います。
滝寺・愛染寮地蔵盆
8月25日ごろ
子どもたちの安全と健やかな成長を願い、お地蔵様の前で愛染寮・いこま乳児院の子どもたちや地域の方々と一緒にお祈りします。その後は子どもたちの夏まつりとして、屋台を出したり肝試しをしたり、夏の終わりのひとときを楽しみます。
秋 (9〜11月)
秋季彼岸会法要
9月秋分の日ごろ
秋季彼岸会の法要を行い、滝寺をはじめ梅寿荘・愛染寮有縁の物故者や先祖の供養を行います。境内のススキがきれいに穂を開き、秋の訪れを感じさせてくれます。
七五三詣り
11月15日前後
滝寺境内にある児童福祉施設(愛染寮・いこま乳児院・いこま乳児保育園)や、いこま保育園の3歳・5歳の園児さんたちが本堂で七五三のお参りをします。住職の祈祷の後、七五三の千歳飴をいただきます。境内は色づいた銀杏やモミジの葉がたくさん。子どもたちは元気一杯に落ち葉遊びもして楽しい一時を過ごします。
冬 (12〜2月)
人形供養
12月上旬
子どもたちが長年親しみ愛玩した人形も、古くなったり使わなくなったりするものです。作り物の人形とはいえ、親しみを持つにつれ、ペットや兄弟のように、命あるものと同じように愛着が涌いてくるものです。その用を終えた人形達に、感謝の気持ちとともにお別れする法要を行います。
修正会
1月1日
日付が変わり、新年を迎えると同時に、滝寺本堂にて修正会を執り行います。境内にある愛染寮・いこま乳児院の子どもたちも一緒に、新しい年を祝い、一年の無事を祈願します。